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2026/07/19 2歴代誌33章 こんな極悪人でも 悔い改めるなら赦される

person 桜井知主夫
view_list 日曜礼拝

こんな極悪人でも、悔い改めさえすれば赦される

第二歴代誌33章(マナセの物語)

もし「どんな極悪人でも悔い改めれば赦される」なら、大切なのはただ一つ ―― 悔い改め です。

🕊 序:ヒゼキヤの願いが招いたもの

ヒゼキヤは「いま自分が死ぬのは嫌だ」とヤハウェに懇願し、その結果15年の寿命が加えられ、日時計が10度戻るというしるしが与えられました。
しかしその後、ヒゼキヤは高慢になり(32:25)、3年後に生まれたのが、後にユダ史上最悪の王となるマナセでした。
ヨセフの故事にならい「労苦を忘れさせてくださった」という意味で「マナセ(忘れる)」と名付けられましたが、皮肉にも彼自身が神から忘れられるような者になっていきます。バビロンからの使者にすべての宝と武器を見せびらかし、イザヤの警告(いつかバビロンが奪いに来る)にも「自分が生きている間でなければいい」と次世代に無関心でした。
マナセの罪のためにユダは滅びると神は言われました(2列王記24:2-4)。ヒゼキヤが得た15年の延命が、本当に神の本意だったのかは分かりません。

神の本意の御心 vs 神の許容の御心 主イエスは私を悪から救ってくださいました。神の本意は「すぐにキリストに従ってほしい」でしたが、神の許容は「罪を犯し続ける間も待ってくださる」こと。聖霊のバプテスマも同じです。本意は「聖霊の力によって従うこと」、許容は「罪を犯し続け、聖霊が回復するまで鬱的な圧迫を通過する」こと。30日間祈って悔い改めたとき、聖霊が回復しました。本意は「教会に属し、御言葉を知り、聖霊が働かれることを求めること」。許容は「中途半端についていくこと、霊的成長を放っておくこと、熱心に求めずに教会生活がダラダラ過ぎること」です。

1️⃣ マナセの悪行の数々(1〜7a節)

マナセが生まれなければ、ユダの国はもう少し長続きしたかもしれません。
  • 父ヒゼキヤが取り壊した高き所を再建
  • バアルの祭壇を築き、アシェラ像(バアルの妻を表す裸体像=ポルノに等しい)を作った。2列王記23:7ではアシェラ礼拝に神殿売春が伴っていたとあり、ホセア4:13-14も高き所での偶像礼拝と性的儀式を結びつけて非難しています
  • 天の万象(星々)を拝み仕えた
  • 主の神殿の中に異教の祭壇を築き、神殿全体をバアル・アシェラ・天の万象のための神殿に変えてしまった
  • 神殿の二つの庭に天の万象の祭壇を築いた
  • 自分の子どもたちを生きたまま焼いてモレクに捧げた(人身供犠)。占い・魔術・霊媒にも relied
  • アシェラ像を神殿に置き、神殿娼婦たちが住むようになった

🔎 適用:自分に当てはまるところはないか

  • 性的不品行:ポルノ→性的欲求の刺激→婚外関係→望まれない妊娠→中絶という連鎖。不倫経験は男性約4割・女性約3割とも言われます
  • 占い:悪霊との関わりを生む。使徒16:18でパウロは占いの霊を女奴隷から追い出し、使徒19:18-19ではエペソの信者が魔術の本を焼きました(ロシア人の8割が魔術経験ありとも)。ガラテヤ5:18-19、1テモテ4:1も参照
  • キリスト以外への捧げ物:それは神にではなく悪霊に捧げていることになる(1コリント10:20-21)

2️⃣ 神ヤハウェの愛と契約(7b〜8節)

神は「エルサレムに、わたしの名を永遠に置く」と言われました。このエルサレムは、ダビデの時代からバビロン捕囚、イエスの時代、ローマによる破壊(西暦70年)、1948年のイスラエル建国、1967年の六日戦争、反キリストによる神殿再建、キリスト再臨による千年王国の首都、そして天から降る永遠のエルサレムへと続いていきます。
律法・掟・定めを守るなら、神は先祖(アブラハム)に定めた地からイスラエルを取り除かないと約束されました。
  • 律法(トーラー):義の道へ導き教える
  • 掟(フキーム):歩む道を線引きし、行動を定める
  • 定め(ミシュパティーム):対人・社会関係を規定する

🔎 適用

律法は結局守れず、イスラエルは滅びました。だからこそ私たちには新しい契約が与えられています。文字にではなく聖霊に仕える私たち(律法は心に書きつけられる)。罪を言い表せば赦され、二度と思い出されません。聖餐式ではこの契約のために血を流されたイエスを覚えます。
 

3️⃣ マナセの反抗、そして裁き(9〜11節)

主がイスラエルの前から滅ぼされた異邦の諸国民よりも、さらに悪をマナセは行わせました。神は語られましたが(おそらくイザヤを通して。ヘブル11:37「ノコギリで引かれて」殺されたのはイザヤだとするユダヤの伝承もあります)、マナセは聞き入れませんでした。
そこでヤハウェはアッシリア軍を送り込み、マナセは下唇を鉤(フック)で引っ掛けられ、鎖と青銅の足かせでバビロンへ連行されました(考古学の壁画資料が裏付けています)。王であっても人間扱いされませんでした。

🔎 適用:私たちの罪という鉤に引っかかる

罪には人を奴隷にする力があります。
  • ポルノやセックス依存 → 魂を滅ぼす力、不倫からの離婚
  • アルコールや薬物 → 生活の崩壊
  • 借金・浪費・拝金 → 「金銭を愛することはあらゆる悪の根」(1テモテ6:10)
  • テレビやSNSへの依存 → 人生の優先順位が狂う
 

4️⃣ 極悪な者でも悔い改めれば神は助けてくださる(12〜13節)

マナセはアッシリアの虐待のもとで苦しみ、大いにへりくだって神に祈りました。すると信じがたいことに、神はその願いを聞き入れられたのです。神はマナセをバビロンから救い、エルサレムに戻されました。そのことを通してマナセは、ヤハウェこそがまことの神であることを知りました。

🔎 適用:どこまで堕落しても、神の前に低くなって祈れば神は無視できない

1986〜87年、私自身も心が重すぎて鬱になった時期がありました。2年間、肩の上に2トンの重石が乗っているような感覚が取れませんでした。死のうかと東京湾に行った極限状態のとき、神が語りかけてくださいました。その年末から翌年1月にかけて30日間、うめきながら祈り続けると、神は聖霊を与えて回復させてくださいました。
こんなどうしようもないマナセですら、へりくだって祈ると神は救ってくださった。ならば、どんな人でもへりくだって祈れば、神は願いを聞き入れてくださいます。

5️⃣ 悔い改めとは、悪から離れ正しいことをすること(14〜17節)

マナセはエルサレムを修復し、ユダの各町に守備隊を置き、偶像や祭壇を破壊し、民に主へのいけにえを捧げさせました。ただし、高き所は完全には取り除かれず、民はそこでもいけにえを捧げ続けてしまいました。

🔎 適用:悪から離れ、神にとって正しいことを追い求めよう

キリストが奈落の底から救ってくださったとき、聖霊のバプテスマを受けたとき、私はすぐには正しいことを行いませんでした。30日間祈って悔い改めた後、ようやく教会に行くようになり、そこで何が神にとって正しいかを学び、追い求めるようになりました。

6️⃣ マナセの死、そして息子アモンの末路(18〜25節)

マナセが死に、子アモンが王となりますが、アモンはマナセの悔い改めから何の影響も受けず、へりくだることのないまま人生を終え、家来に殺されました。

🔎 最後の問い

自分の人生の評価を考えてみましょう。
  • 自分の欲求と罪の奴隷となって生きて終わるのか
  • 悔い改めて方向転換しても、また罪の奴隷に戻ってしまうのか
  • 悔い改めて方向転換し、神が正しいと言われる道を最後まで歩み続けるのか
私たちの人生の最後は、どんな最後でありたいでしょうか?
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