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2019/05/12 ピレモン15-20節「身代わりになる愛」

person 桜井知主夫
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5月12日 日曜礼拝
ピレモン15〜20節
身代わりになる愛
ピレモンへの手紙のあらすじ(塊と小見出し)
Ⅰ.挨拶(1〜3節)
Ⅱ.ピレモン 信仰と愛(4〜7節)
Ⅲ.自発的に応答する(8〜14節)
Ⅳ.赦しと贖い(罪を赦すために支払われる犠牲)(15〜20節)
Ⅴ.祈りと奉仕(21〜25節)
ピレモンとオネシモ
Ⅰ.パウロとコロサイの兄弟姉妹たちのためのチーム
A.パウロはピレモンに宛てたこの手紙をローマの牢獄で書いた(A.D.64頃)
  1.彼は、囚人だった
  2.彼は、鎖に繋がれていた
B.テキコがコロサイ人への手紙と一緒に、この手紙を持って行った(コロサイ4:9)
1.テキコが、オネシモと一緒にピレモンのところへ行ったかもしれない
C.パウロと一緒に囚人となっているエパフラス(ピレモン23)
  1.彼は、日夜、コロサイの兄弟姉妹のために祈っていた
    a)完全な人となるように
    b)神のすべての御心を確信して立つことができるように
Ⅱ.ピレモン
A.ピレモンは、多くの聖徒たち(兄弟姉妹たち)を力づけていた
B.彼は、模範的なクリスチャンの主人だった
  1.奴隷を多く持つ裕福な者だった
  2.奴隷を公平に扱った
Ⅱ.オネシモ(ありふれた奴隷の名前)
A.有益な、使える、助けとなる、という意味
B.彼は逃亡者、自分を公平に扱ってくれる主人から逃げた
  1.奴隷の逃亡者は死刑
  2.以前の彼は、ピレモンにとって全くもって使えない、どころか有害な者だった
C.オネシモは、ピレモンに相当の負担と迷惑をかけて悪いことをした
  1.他の奴隷も動揺して、逃亡を考える機会を与えかもしれない
2.とにかく残った人々に悪影響を及ぼしたのは間違いない
3.彼は、自分の負債を払い終わる前に逃げた
  a)自分の借金のかたで自分は奴隷になった
  b)その借金を支払い終われば、自由の身になる
  c)その借金を全部支払い終わる前に逃げた
4.逃げるためには逃亡資金が必要
  a)おそらく大金を盗んで逃げた
  b)トルコの小アジア地方から、イタリヤのローマまで逃げるに必要な資金
  c)フィレモンにとっては大損害
D.しかし、驚くべきことにオネシモは、クリスチャンとしてピレモンのもとに戻ってきた
  1.ピレモンは、当時のルールに従ってオネシモを殺すべきか?
  2.それとも赦して解放すべきか?
  3.それ以上に、愛する兄弟として迎え入れるべきか?
この手紙を書いた目的
Ⅰ.ピレモンに、オネシモに対するあわれみと恵みを示して欲しいと願うため
Ⅱ.オネシモに対するピレモンの負債と損害は、パウロが支払うことを約束するため
Ⅲ.ピレモンに宿舎を用意するようにお願いするため
A.実際に自分もピレモンを訪問して、手紙に書いたことを直接会ってフォローアップするため
B.もうすぐパウロが牢獄から釈放されるから
15節
永遠に取り戻す
Ⅰ.しばらくの間、あなたから離れたのには目的があった
  A.神の意図されたことがあった
Ⅱ.それはオネシモを永遠に取り戻すためだった
A.聖書の中に、同じようなパターンの話がある
  B.その典型的なストーリーがヨセフのストーリー
Ⅲ.ヨセフ、奴隷として売られる(創世記37:1〜24)(詩篇105:16〜24)
  A.ヤコブに偏愛されていたヨセフは、兄たちの悪い素行を父にチクった
  B.夢見た内容を二度も、家族にひけらかした
    1.畑で私の作物の束の周りに、お兄さんたちの束がやって来てお辞儀をしました(v5〜8)
    2.太陽(ヤコブ)と月(ラケル)と11の星(兄弟たち)が私を伏し拝んでいる(v9〜11)
  C.以上のことから、兄たちはヨセフを妬んで憎んだ
  D.その結果、兄たちはヨセフをミデヤン人の商人に奴隷として売り飛ばした(v18〜36)
Ⅳ.ヨセフ、エジプトの宰相として高く引き上げられる
  A.しかしそこに至るまでは多くの苦しみを経験しなければならかった(詩篇105:16〜24)
    1.売られていった先の主人の奥さんから誘惑されて断ると、無実の罪を着せられて牢に入れられる
    2.神のことばが実現に至るまで、彼は十三年の間、牢獄で信頼して忍耐し続ける体験をした
  B.牢獄の中で一度、牢獄を出てから一度、計二回夢を解き明かした
  C.今度は、妬まれ憎まれる代わりに、感謝され、高く引きあがられる
Ⅴ.ヨセフ、エジプトの宰相としてヤコブ一家を飢え死にするところから救い出だす
  A.兄弟たちが奴隷として売り飛ばしたヨセフが、今度はエジプトの権力者として現われる
  B.ヨセフの知恵によって、エジプトだけでなくエジプトを頼った外国人でさえ飢え死にせずに済む
  C.ヤコブ一家、70名すべてが、ヨセフのおかげで飢え死にすることなく生き延びる
Ⅵ.ヨセフ、神の計画を理解して分かち合う(創世記45:5〜8)
  A.神は、いのちを救うために、あなた方より先に、私を遣わしてくださったのです
  B.大いなる救いによって、あなたがたを生きながらせるためだったのです
  C.いま、私を遣わされたのは、あなた方でなく、実に神なのです!
  D.ヨセフは、憎しみを超えて、神の計画を理解して受け入れた
Ⅶ.一方でピレモンは、同じように、オネシモを受け入れることができるだろうか?
16節
愛する兄弟として取り戻す
Ⅰ.奴隷としてではなく、愛する兄弟として取り戻す
Ⅱ.特に、囚人で鎖に繋がれているパウロにとっては、オネシモに同情し、彼の救いに感動したに違いない
Ⅲ.ピレモンにとっては、それ以上に、奴隷が主にある兄弟として戻ってくるのだから、特別な体験に違いない
Ⅳ.しかし、前回分かち合った手紙の内容でも理解できるように、すんなり受け入れられるわけではない
  A.もしピレモンが、すんなり受け入れられるのであれば、パウロはこの手紙を書く必要はない
  B.パウロは、ピレモンのことを思い、心を砕いて熟慮して、この手紙を書いている
Ⅴ.ソマリヤイスラム教徒、そして海賊の家に生まれた兄弟
  A.キリストの十字架の幻
  B.イスラム教指導者からのリンチ
  C.家族からの逃亡
  D.母の死、そして、死体の一部が送られてくる
  E.彼がリーダーとなり、深夜に集会を開く
  F.母を殺した男たちを赦しに行く
  G.母を殺した男たちがキリストを信じて救われる
  H.母を殺した男たちが、集会に集うようになる
Ⅵ.身内を殺した者を赦して、キリストの福音を伝える
Ⅶ.それで終わらずに、キリストを信じたら、愛する兄弟として集会(フェローシップ)に迎え入れる
17節
私を迎えるように彼を迎え入れてください
Ⅰ.14節で自発的に迎えて欲しいと、パウロの願いに触れている
Ⅱ.パウロは、キリストを信じた後、そう簡単には受け入れられなかった(使徒9:26)
  A.サウロは、エルサレムに着いて、弟子たちの仲間に入ろうと試みた
  B.エルサレムの弟子たちは、彼を弟子だとは信じないで恐れていた
    1.これは罠だと思っていた
Ⅲ.ところがバルナバが、架け橋として尽力してくれた
Ⅳ.自分が拒まれる体験をしたので、オネシモにはそのような体験をして欲しくなかった
Ⅴ.今度は、バルナバがパウロにしてくれたように、パウロもオネシモにしてあげた
Ⅵ.私たちも、自分が助けられたように、他の兄弟姉妹にしてあげよう
  A.私は、カンファレンスから追い出されそうになったから、そんな体験をさせないようにしたい
  B.他にも、自分の負の体験から助けられたことがあるかもしれない
  C.そのときには、他の兄弟姉妹が、負の体験をしないように助けてあげよう
18節
身代わりになる愛
Ⅰ.損害と負債は、パウロがその請求を受けます
A.彼は、自分の負債を払い終わる前に逃げた
1.自分の借金のかたで、自分は奴隷になった
2.その借金を支払い終われば、自由の身になる
3.その借金を全部支払い終わる前に逃げた
B.逃げるためには逃亡資金が必要
1.おそらく大金を盗んで逃げた
2.トルコの小アジア地方から、イタリヤのローマまで逃げるに必要な資金
  C.ピレモンにとっては大損害!
  D.パウロは、その負債と損害の両方を、自分に請求して欲しいと低く出て頼んでいる
Ⅱ.そもそも、私たちの父なる神は、私たちの負債と損害を、ひとり子イエスに請求された
Ⅲ.私たちは、罪の奴隷だった(ローマ6:6〜8)
  A.キリストが十字架につけられ、私たちがキリストと共に十字架に着いた理由がある
  B.その理由とは、罪の奴隷から解放されるため
Ⅳ.罪の奴隷の仕組み
  A.服従(従う)と、その服従する相手の奴隷になる
  B.罪への進展の仕方
    1.最初は悪い種である悪い考えが出てくる(マルコ7:20〜23)
    2.その悪い考えを思い巡らす
      a)この段階で抵抗して拒否することができる
      b)この段階で抵抗して拒否しないと、悪い実が結ぶ結果となる
    3.実行に移すことに抵抗できなくなり拒否できずに実行してしまう
Ⅴ.罪の仕組みの中で死ぬとは?
  A.負けたら、罪の奴隷となってしまう
  B.一旦、罪の仕組みの中で、罪に服従してしまうと、死んでしまう
    1.心肺は停止しないが、神との関係が死んでしまう
Ⅵ.罪の奴隷から解放されるには?
  A.神に、その種(考え)が内側から湧いてきたことを言い表す
  B.その古い自分は、キリストと共に十字架で死んだことを信じる
  C.そして、キリストに従うことに取り組む
Ⅶ.一旦、勝利すると従順の奴隷になるが、そこで立ち止まらずに先に進む(ローマ6:16〜18)
  A.罪から解放されることに取り組み続ける
    1.悪い思いや考えが、自分の内側から出たことを認めて神に言い表わす
      a)悪い考えの赦しと、悪い考えを洗ってくださいと願い求める
    2.あるときは、その悪い思いや考えを、繰り返して思い巡らしていることを認めて神に言い表わす
      a)罪の仕組みに戦いを挑む、悪い考えと思いの赦しと、洗い聖められることを願い求める
    3.キリストと共に、十字架で、その古い自分は死んだと信じる
  B.それと共に、キリストに従う奴隷となることを追求する
    1.パウロは、自分のことを鎖に繋がれたしもべだと言っている
      a)自発的に奴隷になった者をしもべと言う
    2.伝えられた教えの基準
      a)互いに愛し合う、仕え合う、赦し合う
      b)この基準は、手紙を読めば書いてある
      c)この基準に心から従う
Ⅷ.以上に取り組み続けると、どんどんと罪から解放されていく
  A.そしてついに、義(神の正しさ)の奴隷となる
Ⅸ.オネシモの場合
  A.オネシモ(有益、使える者)は、罪の奴隷から、義(神の正しさ)の奴隷に変えられた
  B.パウロは、それを見届けた
    1.これは大丈夫だ!と思えた
  C.オネシモは、主人から大金を盗んで逃亡するような罪の奴隷から
D.主イエスのために義(正しいこと)をする奴隷になると確信した
Ⅹ.以前、ピレモンもこのような変化を体験した
A.ピレモンも罪の奴隷だった
B.しかし、パウロによってキリストの福音を聞いて信じたときに罪の奴隷から解放された
C.そして、従順の奴隷となり、さらに義の奴隷となって行った
Ⅺ.お互い変身を遂げた者同士として受け入れて迎え入れて欲しい
Ⅻ.キリストが、その罪を償うために、罪を赦すための代価を支払ってくださった
  A.キリストはパウロの負債と損害を償ってくださった
  B.パウロは、福音によって、ピレモンのキリストに対する負債と損害を明らかにした
1.そしてキリストがその負債と損害を十字架で負ってくださったことを明らかにした
  C.パウロは、ピレモンに向かって、キリストはオネシモの負債と損害を赦された
    1.キリストが赦されたように、あなたもオネシモを赦して欲しいと願っている
  D.パウロは、自分は年老いていると言っている
1.つまり、これから死ぬから時間がない
  E.だからパウロはピレモンに福音の真髄、核心を伝えておきたかった
  F.この手紙を書いた理由は、ピレモンの霊的な成長を助けるのも大きな目的の一つだった
  G.しかも実地訓練、つまり体験と共に、ピレモンに福音を他者に分かち合う体験をさせたい
  H.これはパウロのピレモンに対する親御心でもあった
19節
必ず支払うから赦してあげて欲しい
Ⅰ.そもそもパウロは、キリストにどれだけ損害と負債があったのか?
  A.教会、つまりキリストの身体を迫害するほど、キリストを迫害した(使徒9:3〜6)
  B.ステパノを処刑した責任者(使徒8:1〜3)
    1.これは公式死刑ではなく、私的死刑(ヨハネ18:31)
      a)キリストを死刑にする権限はユダヤ人になく、あるのはローマ帝国だと祭司たちが言った
  C.家々に土足で入り込んで男も女もお構いなく引きずり出して牢に入れた(使徒9:3〜6)
  D.激しく教会とクリスチャンたちを迫害して滅ぼそうとした(ガラテヤ1:3)
  E.神を汚し、迫害し、暴力を振るう者だった(1テモテ1:13)
Ⅱ.しかし父なる神は、その損害と負債を御子イエス・キリストに請求された
Ⅲ.そしてキリストは、パウロがご自分の身体である教会に与えた損害と負債の償いを支払ってくださった
  A.キリストは十字架で、その負債と損害を負ってくださった
Ⅳ.パウロは、オネシモの負債と損害を自分が償うことに決めた
  A.パウロが、ピレモンに対するオネシモの負債と損害を実際に支払うことに決めて実行した
Ⅴ.これは自筆、自分のサインがある
  A.他の手紙で、自分の手で書いたのはガラテヤだけ
  B.1コリ、コロサイ、2テサロニケは、挨拶の部分だけ自筆
Ⅵ.つまり、必ず支払いますという確証をピレモンに与えた
Ⅶ.Money is Funny
  A.感謝で〜す、ごっつあんで〜す、はダメ
  B.クリスチャン同士でも、それに甘えてはダメ
  C.ジョセフとモンテベロはそれのいい模範
20節
私を力づけてください
Ⅰ.パウロは、主にある兄弟とピレモンのことを呼んでいる
  A.同じ父なる神が、私たちの父親だから(1ヨハネ5:1)
    1.イエスがキリストであると信じる者は誰でも、神によって生まれたのです
    2.生んでくださった方を愛する者は誰でも、その方によって生まれたものをも愛します
Ⅱ.パウロは、ピレモンから益を受けたい
  A.ピレモンがオネシモを赦し、受け入れ、愛する兄弟として迎え入れると皆にとって益となる
  B.ピレモンは多くの兄弟姉妹を力づけてきた
  C.ここでピレモンガオネシモを迎え入れたら、大勢がキリストに従うことを励まされ力づけられる
  D.誰の益になるのだろう
    1.オネシモ
    2.コロサイの教会
    3.すべての教会
    4.ピレモン本人
    5.パウロ自身
    6.そして私たち
Ⅲ.私たちに負債のある者、損害を与えたものを赦し、受け入れ、迎え入れることが励まされ実行できるように
Ⅳ.私たちの負い目をお赦しください、私たちも私たちに負い目のある人たちを赦しました(またい6:12)

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