アメリカのカルバリー・チャペル(単立の群れ)のグループと提携しています。
人類史上、最初のキリスト教会は、エルサレムで誕生しました。神は、キリストを知らないと3回も宣言したペテロをあわれみ、彼に神のことば、すなわちキリストの福音を語る力を与えられました。ペテロのメッセージを聞いた人々3000人が、その日にキリストを信じ、悔い改めました。
キリストを信じた者たちが最初何をしていたかを、クリスチャンの医者ルカは次のように記録しています。
「そして、彼らは使徒たちの教えを堅く守り、交わりをし、パンを裂き(聖餐式)、祈りをしていた。」(使徒2:42)
【使徒たちの教え】とは、いったい何でしょうか? 以下のキリストのことばから、私たちはその内容を知ることができます。キリストは、使徒たちに次のように命じられました。
「あなたがたは行って、あらゆる国の人々を弟子としなさい。そして、父、子、聖霊の御名によってバプテスマを授け、また、わたしがあなたがたに命じておいたすべてのことを守るように、彼らを教えなさい」(マタイ28:19-20)
つまり、【使徒たちの教え】とは、キリストが命じられたことを守るようにという教えです。
キリストが命じられた命令の中で、一番大切な命令があります。この命令を守らなければ、キリストの弟子とは認められないもので、それは次のようなものです。
「あなたがたに新しい戒めを与えましょう。互いに愛し合いなさい。わたしがあなたがたを愛したように、あなたがたも互いに愛し合いなさい。もし互いの間に愛があるなら、それによってあなたがたがわたしの弟子であることを、すべての人が認めるのです」(ヨハネ13:34-35)
つまり、キリストの弟子となるには、あなたと私は互いに愛し合わなければなりません。そうでなければ、弟子として認められないのです。キリストの弟子を作るとは、互いに愛し合う者たちを作ることです。もちろん、人間の力ではキリストの弟子を作ることはできません。
しかし、互いに愛し合うことを守るように教え、教えられた者が互いに愛し合うことを守ろうとするならば、そのとき、その人はキリストの愛にとどまることになるので、多くの実を結ぶことができるのです。
「もし互いに愛があるなら、それによってあなたがたがわたしの弟子であることを、すべての人が認めるのです」(ヨハネ13:35)
「どんなビジョン?」の中でも述べたことですが、神とキリストの愛を知って、さらに知り続け、その愛に応答するのがクリスチャンの基本です。そうでなければ、神の命令に対しても義務感や強制感を伴って応答することになってしまいます。
クリスチャンは、この基本を押さえた上で、神の計画(カウンセル)の全体を知る必要があります。それは、神との関係を育む上で必要なことです。神は、愛する子どもとして迎え入れた者たちに、さらに神の計画の全体を知らせたいと願っておられます。
一方でパウロは、聖書全体を教えなければ、その教えを聞くべきだった人が受けるさばきに対して、伝えなかった者の責任が生じることになる、と警告しています。
神の計画の全体を余すことなく知らせれば、それは知らされた人たちにとって最大の益になり、教える者がさばきを受けることはありません。以下のように書いてあるとおりです。
「私は、すべての人たちが受けるさばきについて責任がありません。私は、神のご計画(カウンセル)の全体を、余すところなくあなたがたに知らせておいたからです」(使徒20:26−27)
私たちは、「神の計画(カウンセル)の全体を余すことなく知らせる」ことが、クリスチャンの最大の益になることを信じて努めています。
神の計画(カウンセル)の全体を知るには、創世記から黙示録までを知る必要があります。そうでなければ、神の計画(カウンセル)の全体を知ることはできません。
ですから、ジーザス・コミュニティでは、創世記から黙示録までを順々に解き明かしています。そして、神のカウンセル(考え方、態度、行動の指針)の全体を教えることによって、集う方々が霊的に成長することを祈り、願い、仕えています。
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