2016年4月18日
神は、誰を救われるのだろう?
彼らは、神のことばに逆らい、
いと高き方のさとしを侮ったのである。
それゆえ主は苦役をもって彼らの心を低くされた。
彼らはよろけたが、だれも助けなかった。
この苦しみのときに、彼らが主に向かって叫ぶと、
主は彼らを苦悩から救われた。
107篇11-13節
神は、いったい誰を救われるのだろうか? この詩篇の作者は、聖霊が教えた真実を次のように伝えています。「神は、神のことばに逆らっていた者、神のさとし(教え)を馬鹿にしていた者たちを救われた。」とあります。
しかし、神に逆らっていたままでは、神のもとに来ることはできません。たとえば、人間同士でも、反発し続けたままで助けを求めることはできません。反発を止めてUターンして、その相手に近づいて行く以外に、助けを求める道はないのです。
また、たとえあなたが心を変えて、反逆していた相手のところへ助けを求めに行ったとしても、その相手が、あなたを助けてくれる保証もありません。「うちの敷居をまたぐんじゃない!」「どの面下げて助けを求めに来たんだ!」という言葉を投げつけられる可能性はゼロではないのです。
人間は、あなたを助けないかも知れません。しかし、そのような状況でも、神はあなたを助けてくださると、聖書は宣言しています。
彼らはよろけたが、だれも助けなかった。
この苦しみのときに、彼らが主に向かって叫ぶと、主は彼らを苦悩から救われた。
あなたが苦しんで悩むとき、神に背を向けて走っていた道をUターンして、神に会いに行き助けを求めると、神はあなたを苦しみと悩みから救い出してくださる、と詩篇の作者はその真実を伝えています。
神に助けを求める心、その心の状態は「低い」と詩篇の作者は言います。私たちの心の状態が高ぶるときは、誰にも助けは求めません。神は、彼らが助けを求めるように「彼らの心を低くされた」と言っています。
私の心が高ぶるときには、私は助けを求めません。逆に、無意識にも自分の評価を高めようとして、自分でどうにかそこを抜け出ようとします。抜け出たら、「私は自分の力で抜け出たのです」と誇りたいからです。そのように自分のプライドは、秘かに自力で抜け出すことを応援します。
しかし、自分のプライドが邪魔して助けを求められない状態はしんどいものです。この苦しみ、この悩みから「助けて出してください!」と、神に向かって叫ぶことができたら、どんなに楽になるか。なぜなら、神があなたをその苦悩から救い出してくださるからです。
あなたに信仰が与えられますように。「信仰は聞くことに始まり、聞くことはキリストについてのみことばによるのです。」「神は、実にひとり子を与えるほどに、この世(あなた)を愛された。」と聖書は宣言しています。
彼(キリスト)に信頼する者は、
失望させられることがない。
...同じ主が、すべての人の主であり、
主を呼び求めるすべての人に対して
恵み深くあられるからです。
ローマ10章12節
この神は、あなたが助けを叫び求めるときに必ず救い出してくださる方です。あなたが、心の底から神に救いを求めるときに、その叫びに耳を傾けてくださる方であることを、あなた自身が体験することができますように!