神の動機は100%愛!

                       

神は、みこころのままに、

私たちをイエス・キリストによって、

ご自分の子にしようと、

愛をもってあらかじめ定められたのです。

エペソ1章6節

  

だれでも一度は、祈ったことがあるのではないでしょうか。困ったときに、「だれか!助けて!」という思いを持ったことがあるはずです。その思いを、神に向ければ祈りになります。

 

しかし、信頼できない人に、頼みごとはしにくいものです。 

 聖書は、「信じたことのない方を、どうして呼び求めることができるでしょうか。」と言っています。続けて、「聞いたことのない方をどうして信じることができるでしょう。宣べ伝える人がいなくて、どうして聞くことができるでしょう。」(ローマ10:14)と言っています。

 

ですから、今日、あなたは神について聞いているのだと思います。キリストがあなたのためにしてくださったことについて聞き、キリストを信じるのであれば、あなたは神にとって愛する子どもとなります。そうすれば、あなたを愛してくださる父なる神に向かって祈れることになります。

 

そのことについて、聖書は次のように言っています。「神は、みこころのままに、私たちをイエス・キリストによって、ご自分の子にしようと、愛をもってあらかじめ定められたのです。」つまり、あなたがキリストを信じるのであれば、それは天地が出来上がる前から、あらかじめ決定しておいたことだ、と言うのです。

 

強調されるべき点は

「神は、あなたを愛するがゆえに、ご自分の子どもにしようと決定していた」

ということです。

 

神は、あなたを、愛する子どもとして迎え入れたい、そのように聖書は証言しています。神のあなたに対する動機は、100% 愛です。下心も、自分勝手な狙いもなく、100% 愛なのです。

 

それは、神がひとり子イエス・キリストを与えて、私たちの罪のために、彼を十字架に遣わしたことによって証明されています。

 

今まで、あなたは、神を知ることには無関心だったかもしれません。しかし、もし神が存在するのであれば、どんな方なのか? 聖書は、次のように宣言しています。

 

神は、実に、そのひとり子をお与えになったほどに、世(あなた)を愛された。それは御子を信じる者が、ひとりとして滅びることがなく、永遠のいのちを持つためである。(ヨハネ3:16)

 

あなたは自分で人生の善し悪しを決め、完全な善し悪しを知っておられる神から遠く離れていると聖書は言います。自分勝手な善悪の基準で物事を判断して来た生き方を、神は「的外れ」だと言われます。

 

的を射ているのであれば、あなたの人間関係も完全であるはずです。しかし、そんなことはないというのが、聖書が明らかにしていることなのです。

 

しかし、それにも関わらず、神は、あなたとの愛する関係を取り戻したいがゆえに、ひとり子であるイエス・キリストを、あなたの的を外れた罪の上に注がれる神の怒りをなだめるための供え物(いけにえ)として、十字架で苦しむために遣わされたのです。

 

神が、あなたの的を外した罪のために苦しまれて死んだのです!

 

そして、あなたを神の国に永遠に迎え入れるために、三日後にイエス・キリストを復活させられたのです。それは、私たちも、いつか必ず復活して、神の愛の中に永遠に引き入れられるためです。

 

あなたが、このゴスペル(良き知らせ)を聞いて信じるのであれば、あなたは神の愛する子として迎え入れられます。

 

そして、そのことを神は、いにしえの昔から知っておられたのです。「神は、みこころのままに、私たちをイエス・キリストによって、ご自分の子にしようと、愛をもってあらかじめ定められたのです。」(エペソ1:6)

 

あなたが、助けを求める相手は、このような愛で、あなたを永遠に迎え入れてくださる方です。その方に向かって祈るのです。「助けてください!」と。